新司法試験
(新)司法試験とは
司法制度改革によって2006年度より主に法科大学院修了者を対象とした新しい司法試験。
裁判官、検察官又は弁護士となろうとする者に必要な学識及びその応用能力を備えているかどうかを
適確に評価するため、知識を有するかどうかの判定に偏することなく、法律に関する理論的
かつ実践的な理解力、思考力、判断力等」を判定する。
仕事内容
訴訟の代理人として、依頼人の法律上の利益を弁護や法廷活動、その他紛争の予防や解決う弁護士。
検察官刑事事件について起訴要求する検察官、判決を言い渡す裁判官、その他企業法務、
金融法務、渉外業務、事業再生・倒産法務など。
難易度
法科大学院の修了者を対象としているのでの合格率は33〜42%と高い。
資格概要
受験資格
◆(新)司法試験
法科大学院課程の修了者または司法試験予備試験の合格者。
◆司法試験予備試験・・・・制限なし
※司法試験予備試験は2011年より実施される予定
(法科大学院を修了しなくても受験資格取得する制度で、受験資格の制限はなく、
誰でも受けることができ、 この予備試験に合格すると(新)司法試験の受験資格を得る)
◆新司法試験の受験回数の制限
新司法試験は、法科大学院修了後(または司法試験予備試験合格後)最初の 4月1日を基準として、
5年以内3回までの受験制限があり、法科大学院修了前の最後の2年以内の現行司法試験の受験も、
1回としてカウントされる。
試験内容
◆(新)司法試験
・短答式試験
@公法系科目、A民事系科目、B刑事系科目
・論文式試験
@公法系科目、A民事系科目、B刑事系科目、C選択科目
◆司法試験予備試験
・短答式試験
@憲法、A行政法、B民法、C商法、D民事訴訟法、E刑法、F刑事訴訟法、G一般教養科目
・論文式試験
@憲法、A行政法、B民法、C商法、D民事訴訟法、E刑法、F刑事訴訟法、G一般教養科目、
H法律実務基礎科目
・口述試験
法律実務基礎科目についての法的な推論・分析・構成に基づいて弁論をする能力
願書申込み受付期間
11月下旬頃〜12月中旬頃まで
試験日程
◆(新)司法試験・・・・5月中旬頃からの4日間
◆司法試験予備試験・・・・平成23年から実施
受験地
札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡
受験料
28,000円(収入印紙)
合格発表日
9月下旬頃